親と私の終活の話、時々自分語り

親が終活を始めたために悪戦苦闘する娘の話です。葬儀社のこと等、あまり表に出ないことについて書いてみようと思います。

保険の話

さて、終活の話に戻ります。

心配事が一つ増えたわけです。

高額療養費制度というものがあります。保険に入っていれば一定額以上の医療費を払わなくていいという制度です。ただし、収入によって上限は違いますし、あくまで保険適用内での治療に限られるので、先進医療を受けたいなどの希望がある方には向かない制度ですが。

母がおそらくこの制度について無知なのです。知らないだと思います。お陰で、ニュースにもなっている、問題のある某保険に加入したままなのです。

解約をするように伝えても「入院した時にどうするのさ」と馬鹿の一つ覚えのように繰り返すだけです。

母は延命治療を望まない人です。先進医療など必要もなく、最期まで保険適用内の治療で終えられることでしょう。であれば、正直なところ問題のある某保険に加入していなくとも、治療費は事足ります。

問題のある某保険なんかに加入したままのほうが心配なので解約してしまってほしいものですが、どうやら治療費のことが心配なようです。

役所に行って担当部署で高額療養費制度についての説明を受けてきて欲しいのですが、一人でそこまでやる人でもなく。変なところで出不精というか面倒臭がりというか。

これは一度帰省して一緒に役所まで出向かねばならないようです。私も詳細な手続き方法までは知りませんので。後期高齢者という世代の母の高額療養費制度はまた違うようなことも書いてあったりするので私も専門の方から話は聞いておきたいところ。

医療費の心配をして保険に入ることは全く問題ないのですが、トラブルを起こしたとニュースになっているものに入り続ける理由が理解できませんし、高額療養費制度の範囲で済みそうな母が保険にお金を使っているのが理解不能すぎます。

何にしても、お金の話というのは生きてるうちにしてしまわないと。母は妙なところで節約家で、真冬の豪雪地帯でストーブを全く使わずに過ごしていたり、換気扇も回さなかったりと、不思議な生活をしているので、そんな状態なら保険だなんだと言っていられる余裕はないと思うのですよね。

お金の話は生々しくてあまり話したい話題ではないですが、次の帰省ではもう少し福祉について知っておいてもらって、保険も胡散臭いものに入りっぱなしにしていないようにと伝えないといけないようです。