親と私の終活の話、時々自分語り

親が終活を始めたために悪戦苦闘する娘の話です。葬儀社のこと等、あまり表に出ないことについて書いてみようと思います。

短大での話

無事に入学しましたが、中学校のクラスメートは仲が良かったので同窓会を頻繁に開いていたようでした。私は斎藤に会いたくなくて行っていませんでしたが、やはり斎藤はそこでも面白おかしく有る事無い事を触れ回っていたようです。

短大でのクラスメートに中学時代のクラスメートがいましたが、やはり避けられました。というより、最初から態度がおかしかったので近寄りませんでした。もう幸せだった中学時代の思い出もぐちゃぐちゃです。済んだことなので仕方ないと思いましたし、斎藤が嘘を言って回っていたことは分かっていたので私は胸を張るのみでした。ただ、露骨に自分を避けてくる人間が同じ空間にいるというのは気分の悪いものでした。私のことは避けるくせに、そこそこに成績の良かった私のノートは回ってきたら利用するというクズっぷり。コイツはなんなんだと思いましたが、相手にする価値もないような相手なんだろうと割り切りました。

相変わらずの自尊心のなさ、自己肯定感のなさからの人見知り、高校3年間ですっかり出来上がった人間不信でしたが、なんとか過ごすことができたと思います。友人と言えるクラスメートもできました。

しかし、一度壊されたものは元に戻らないのだなあと思い知ったのも短大時代でした。私のことを何も知らない人のほうが多い学内で、それでも他人に怯えることは治りませんでした。自分から話しかけることなんてできもしません。ひそひそ話は全部が自分の悪口に聞こえます。

治そうと努力はしたつもりでしたが、「もうこれは一生物のお付き合いだな」と苦笑いしつつ受け入れざるを得なかったのはしんどいことでした。