親と私の終活の話、時々自分語り

親が終活を始めたために悪戦苦闘する娘の話です。葬儀社のこと等、あまり表に出ないことについて書いてみようと思います。

質問箱の返答

春眠暁を覚えずなどと言いますが、年がら年中眠いですね、おはようございます。


一括見積もりサイトから電話連絡が来ました。2社頼んだのですが、1社は明らかに電話対応が悪い。長い接客業を経験した側として、電話対応がしっかりしていない従業員がいるところはロクな会社ではありません。嫌な予感がします。さて、どうすべきか。

佐藤さんがTwitterで質問箱を使っておいでだったので尋ねてみました。「見積もりサイトを利用したが対応が悪く不安」といった内容で。フォロワー数も多い、質問箱も毎回大変な量が届いているだろうと推測されます。正直お返事いただけるとは思っていませんでしたが、ありがたくもお返事をいただきました。


A、直観は信じるべきですね。それと見積もり仲介業者は手数料が30%と高い事があるので、面倒でしょうけど僕は葬儀社に直接見積依頼する事をお勧めします。施行で来るのは紹介業者ではありませんので。


ためになります。

これが本当であるなら、手数料を取られてほぼ利益が出ない葬儀社はマトモな対応をしてくれないだろうと判断して、1社ずつ見積もりを取っていくことにしました。

とはいえ、母の住んでいる地域と私の住んでいる地域は飛行機で約2時間。インターネットは場所など関係ないのかもしれませんが、それでも地元ではない場所から葬儀社を探すのは一苦労です。そもそも葬儀なんて普段は全く縁のないこと、何をどう探せばいいのかも分かりません。インターネットで何とか数社見つけて見積もりを取ってみましたが、もっと探すべきなのか、この数社で足りるのかも見当がつきません。サイトに載っている金額が妥当なのかも分からず、朝から晩まで葬儀についてネットで調べる日々。流石に気も滅入ってきます。

祖父母は亡くなっています。だったら葬儀に参列しただろう、何となく段取りは分かるのではと思われるでしょうが、祖父の葬儀はキリスト教式で賛美歌を歌って終わった印象しかありませんし、取り仕切ったのはあくまで子供である伯父や伯母達。孫として葬儀のアレコレに口を出す立場にはありませんでしたのでメソメソ泣いているうちにいつの間にか終わっていました。祖母に関しては亡くなったことが事後報告されているために葬儀に参列すらしていません。

母が疎遠にしている以上、親戚にも頼れません。今後喪主として葬儀を出すことは私にとっては初めてのことなのです。母は「安くやってくれ」としか言いません。本人の希望としてはっきりしているのは「安く上げること」と「無宗教」であることだけ。どうせ死ぬんだから後のことはあんたが好きにやって、できるだけお金かけないでね、と丸投げです。いやまあ、旅立つ側はそれでいいのかもしれないけど、見送る側としては多分一番困る状況です、これ。

調べれば調べるほど不安しかありませんでした。毎日、頭の中は葬儀社のことでいっぱい。段々と体調も崩してきました。

終活がこんなにしんどいとは。改めて、死と向き合うというのはパワーの要ることなのだなと思いました。