親と私の終活の話、時々自分語り

親が終活を始めたために悪戦苦闘する娘の話です。葬儀社のこと等、あまり表に出ないことについて書いてみようと思います。

見送る側として

なんだかんだでまだ半袖で過ごせていますね、出身地は雪の降る場所ですが、雪が積もっていたほうが暖かく感じます。なにぶん関東の骨身にしみる寒さが苦手なのでまだ暑い日が続いてもいいなと思っています、おはようございます。


さて、具体的に動き出したのはほんの数週間前からとはいえ、葬儀社のことで頭を悩ませていたのはかれこれ数カ月になるので、すっかりくたびれてしまいました。お陰で葬儀社も数社まで絞れましたので良かったのか悪かったのか。

結局、自分で探して問い合わせたところばかりが最終的に候補に残りました。というより、見積もりサイト経由で来た最初の1社の電話対応が酷いものであったことが全てとしか言いようがありません。「見積もりサイトなんてこんなものか」と思わされるには十分でした。こちらは取捨選択する側なので、遠慮なく捨てさせてもらったということです。

電話は、顧客にとっては会社の代表と話しているものです。たとえ実態が平社員であろうともバイトであろうとも会社の看板を背負って対応しているという自覚が欲しいものです。顔が見えないからこそ、電話対応は大事なのです。

候補に残ったところはおそらく母としては「高い」というような見積もりを出してきていますし、詳細を詰めていないのでなんとも言い難いですが、見送る側として安心できると思える葬儀社ばかりのはず。

ただ、各社の資料を見比べてみると、書いてあることが結構違います。「役所手続き代行」と書いてきた資料を見てハッとしましたが、以前書いた佐藤葬祭の佐藤さんのYouTubeにも「葬儀社が代行することが多い」とお話しされている動画がありました。死亡届を出すのは大半が葬儀社のようです。地域差もあるかもしれませんが、それについて触れられていた資料は1社のみ。資料を見て初めて「そうだよね、火葬許可証がなければ火葬場に持っていけないんだから、死亡届がいるよね、一番先に」と気付きました。書いていない資料は、当たり前のことだから書かれていないのか、別途料金になるから書いていないのか、判断がつきません。なるほどねえ、こういうあたりも確認が必要になるわけだ。本当に細かいことが分からない。

候補として残した葬儀社は全て「訪問相談を受け付けている」とのことなので、母が元気なうちに、母本人にも葬儀社の方に会ってもらって決められたらと思います。実際に会ってみて印象が良いところに決めればいいのです。会社の顔としてどんな人が来るのか、確認してからでも遅くはないはずです。幸いにも母はまだ年齢相応には元気ですし。

ただ、終活を始めたと言っても本人に実感がないようで、細かいところで「あんたがやってくれるからいいじゃない」と言い出すことがあって困ってますが。どうせ終活を始めたのならば、遺された人間が困らないように準備することも必要かと思うのですけれど、自分の意見を遺される相手に伝えることだけが終活だと思っている節があるので「そういうことじゃないよ」と対面で話す必要がありそうです。変に気弱になったり強気になったりと、しばらくは振り回されそうです、この分ですと。そうは言っても飛行機2時間の距離、なかなか会うことも叶わないのでこちらが勝手にやきもきしてそうです。