親と私の終活の話、時々自分語り

親が終活を始めたために悪戦苦闘する娘の話です。葬儀社のこと等、あまり表に出ないことについて書いてみようと思います。

幸せな時間

今思い返しても、学校生活で唯一穏やかだったのは中学3年間です。

授業中にこっそり手紙のやり取りをしたり、放課後に教室に残ったお喋りをしたり、ごくごく普通のことができた3年間でした。

クラスメートには恵まれていたと思います。

これまた詳細を覚えていないのですが、笑って過ごしたことばかり記憶にあります。とても楽しかった3年間、解離性障害のせいで大半のことは覚えていなくとも「幸せだった」という事実は覚えています。大切な思い出です。

ただ、小学校で仲の良かった子に突然嫌われたのはこたえました。なんらかの原因はあったのでしょう、しかしもはやクラスも違っていて何が原因だったのかは思い当たりません。ある日突然軽蔑の目を向けられたのはショックでしたが、話しかけても無視させるような状態で理由を聞くことは叶わなかったですし、それは心残りです。彼女にとっては私と仲良く過ごした小学生時代のこともなかったことになっていたのでしょう。悲しいことでしたが、クラスが違ったことだけが幸いでした。こうして書き出してみると、彼女がいたクラスの子からは嫌われていたのでした、何らかの噂話でも回っていたのかなと今では思います。


多少のトラブルはありつつも、高校に入学することになり、このまま人付き合いもうまくいけるんじゃ、と思っていました。中学校の3年間は若干ではありましたが、私に自信を取り戻させてくれました。もはや存在さえ見失っていた自己肯定感も顔を出してくれました。まさか、中学校のクラスメートの中に悪魔のような子がいるなんて思いもしないで。

左手のこともあり、今までおかしいと感じていた自分の精神状態を、どこの誰に相談していいのかも分からず、見て見ぬ振りをしながら誤魔化しつつ過ごしてきました。中学校3年間で「もしかしたらこのままマトモに生きていけるのかもしれない」と思った私が、高校入学で人嫌いに拍車がかかります。